HP IDLERS

徹底した精度を求めながら強度と軽量化を両立したHPアイドラーズ。

フレーム製造を専用金型による精密プレスを行うことで、曲げ部にエッジを作らないR形状とし、更にショットポリッシュで仕上げ、振動による応力集中を原因としたフレーム割れを防止してあります。

トップアイドラーマウントダンパーはZ1系、MKII系共に容量が大きいZ1系純正を使用する設定となります。

マウントカラーは剛性が高く確実な固定が可能な専用品となります。
※専用カラーとボルトはHPトップアイドラーに付属します。

上記フレームにHPアイドラーを組み込んだHPトップアイドラーとなります。

また、Z１系用はフレームとギアのクリアランスを再設計し精密加工する事で純正より全高を1.8ｍｍ低くしてありますので、メンテナンス時のヘッドカバー脱着が容易になります。



クロモリ鋼をフルマシニングより仕上げ後、浸炭焼き入れ処理を施し、高強度と剛性、高い耐摩耗性を持たせました。

最終仕上げにマイクロポリッシュを施し、微細なエッジを落としながらギアのチェーン当たり部分を研磨してある為、フリクションロスを大幅に低減しています。

ベアリング圧入部は熱処理後に精密ホーニングを行い、ベアリング軸とのクリアランスを最適化し、日本製ベアリングを圧入しています。

純正比較でほぼ半分の重量の為、レスポンスの向上と同時にチェーン側の負荷や消耗も抑えてあります。



ベアリング軸受け品質、ゴムローラーの真円度、ゴム品質、フレームの強度と精度には徹底的に拘ったカムチェーンテンショナーアームです。



HPアイドラーを専用フレームとセットしたレーシングテンショナーアーム
レース用途等を含むハードチューンにより、特にテンショナーローラーに大きな負荷がかかる場合や、アクセルオフ時の強いカムチェーンバックラッシュ時のバルブタイミングも正確に取る必要のある様なエンジン用として、アイドラーギア式のカムチェーンテンショナーアームを用意しました。

フレーム寸法を再設計する事で、カムチェーンの軌道ラインは純正タイプゴムローラーと同じにしています。

［ レーシングテンショナーアーム使用条件 ］
レーシングテンショナーアームを使用する場合は、弊社製を含むオート調整タイプのカムチェーンテンショナーは使用しないで下さい。
暖気後にカムチェーンにかかるテンションが過大になり、カムチェーンやアイドラー等の急激な消耗や破損の原因になる場合があります。

マニュアルカムチェーンテンショナーとの併用が原則推奨となります。
テンショナーの張り調整については、必ず経験のある正規のメカニックの元での作業をお願いします。