現代の技術で「最適化」を求め造られた卵型断面(EggShape)バルブスプリング
ES「Egg Shape」エッグシェイプの略で日本語にすると「卵形状」になります。今から50年近く前に設計された空冷Zのエンジンは、それを構成する様々な内部パーツも同じく当時の設計のまま止まっています。
バルブスプリングに限りませんが、この50年の中で設計も材質も製造方法も熱処理や表面処理技術も驚く程進化しています。
ESバルブスプリングはそんな現代のテクノロジーを採り入れたもので、国内バルブスプリングメーカーである村田発條の力を借りる事で、更なる適正化を空冷Zのエンジンにもたらす事の出来るパーツとして開発が進みました。
確実な動弁系の作動とローフリクションそして耐久性の両立。
「強化」ではなく「最適化」がテーマです。
【マイクロポリッシュ加工仕上げ】
表面の凹凸部分を均一化する事で収縮と解放時の応力を分散すると共に、スプリング断面のエッジを除去してリテーナーやスプリングシートへの食い込みを無くし、バルブやスプリング周りを滑らかに回転させることで、フリクションを低減させています。
- 純国産製(村田発條製)
- 卵型断面形状バルブスプリング
- シリコンクロム鋼オイルテンパー線と呼ばれる専用鋼線使用
- 50%以上の疲労限度向上
- バルブスプリングの軽量化とフリクション低減により動弁系の働きを、
より滑らか且つ正確なものとし、性能の向上だけでなく消耗も最小限に抑えられます。 - 線間密着迄のマージンに余裕が出来る事で万が一の破損回避
- バルブ荷重低下を起こし難く、エンジンの性能をより長く維持出来ます。