前回DYNA2000、CRキャブ、タペットクリアランス調整を行ったZ1000J。以前に比べパワーが出てしまい、それまでどうにか持ちこたえていたクラッチがとうとう根をあげ滑り始めた為、急遽クラッチオーバーホールとなった。

●プレッシャープレートを取り外し、クラッチプレートを取り外す ●クラッチプレートの摩耗具合をチェックしながらクラッチバスケットの状態もチェック、ベアリング等のガタツキも要ポイント。
●メタルプレート。入れる方向は写真では分かりずらいがエッジが丸まっているほうを中に向けて入れる。 ●フリクションプレート。Z1,2用と違い斜めに切り込みが入っている為、取付方向があるので注意。
●一枚づつオイルを塗り組み込む ●Z1.2に比べクラッチプレート自体は小さくなっているが枚数は多い
●全体的にハーネス系が経年劣化により傷みが認められる為、次回ハーネス交換まで応急処置として、簡単なアーシング処理をせっした。 ●今回、同時にヘッドライト暗さを解消する為ヘッドランプブースターの取付も行った。これは痛んでいるハーネスやスイッチ等にこれ以上負荷をかけないようにするための処置にもなります。
●作業終了後、クラッチ動作を確認する。この後実走にてテストし、お客様へ引き渡しとなります。