fulloh06

エンジン、フレーム、電装、足廻りと全体的なリフレッシュのご依頼で遠方からの入庫となりました。これは乗れない！という程の状態ではないけれど確かに全体に渡り消耗、劣化が進んでいる。オーナーと相談した結果アンバランスにならないように仕上げて行く方向性の作業となりました。

●縦振れ横振れ共に発生していたフレームネック部。以前に半端な直されかたを形跡のあるガセットは今回きっちりやり直した。裏板をあてた上でやり直しているので強度アップは勿論のこと今後クラックが発生する様な事もない。	●以前に点灯したことを語るRウィンカーステーの曲がり凹みもこのように修復。直しきれない微妙な凹みはパテ等を使わず全てロウ付けにてフィニッシュ。

	●ホイルベアリング等も全て交換。オープンタイプからシールタイプに変更。
	●パウダーコートの終了したフレームを立ち上げ準備する。PAMSでおなじみのパウダーコートは本当にお勧めのペイントです。

●既に用意してあった足廻りを組込み立ち上がった車体。

●いきなりですが、腰下です。

●トルク管理にもきっちり気を使いクランクケースが締められます。

●アッパーケースデッキも綺麗に研磨され新品の純正スタッドが打ち込まれる

	●ワイセコ製鍛造ピストン。今回は1015ccをチョイス。シリンダーボーリング＆ホーニングはフリクションを抑えたプラトーフィニッシュとする。
	●シリンダーヘッドを搭載。ここもトルク管理が非常に大切な場所。

	●今回、カムシャフトはSTDを再利用。リフターも再利用となるがご覧のように綺麗に磨き上げた。

●組み上がったエンジンをフレームに搭載。仕上がったフレームだけに傷を付けないよう細心の注意を払う。
	●オイルポンプも強化タイプ純正新品に交換。

●電装系もフルハーネス交換＋ウオタニSPIIでバージョンアップ。


	●着々と補器類が装着され完成に近づく。

●外装を載せようやく完成となった車両。試乗を繰り返し当たり前だが全くと言っていい程別物となった。全体的に手を入れられた事により乗り味もアンバランスさは皆無。

●陸送業者引取の日。エアサス付きにリフト付き箱車で遠方でも安心のお届けです。オーナーの手に渡り驚きの声をお聞きするのが楽しみです！