数年乗っているが、最近なんか調子悪いと来店したZ1。チェックしてみると1気筒火がはいっておらず、他の気筒からも白煙が吹く等かなり不調な状態だったためシリンダーヘッド廻りのOHと電装、キャブ等一通り手を入れた。

●早速ヘッドを外し、バルブをバルブを抜いたところ。オイルが下がっているのが分かる。バルブガイドにもガタが見られたためガイド交換、シートカット等の作業を施すことになった。 ●全バルブを抜き、内燃機加工の前にメタル等を新品に交えカムを組み、カムの動きをチェックする。この状態でスルスル回るのが正常。
●今回ピストンリングは大丈夫だろうと言うことでシリンダーは抜かなかったため、シリンダー上部ガスケットを剥がし脱脂を終えたところ ●バルブガイドが打変わり、摺り合わせ等をし積む準備の出来た完全オーバーホールヘッド。
●アイドラー関係も新品に変わり、カムまで組み付けられた状態、カムホルダーボルトのトルクを管理し、シム調整をする。圧縮をはかりカムカバー閉める。
●チェーンもかなり来ていたのでこの際、530チェーンに交換した。 ●DYNA 2000のピックアップ。
●電装を一新し、点火はDYNA2000エンデュランスを取付、CR29φを装着した。 ●今回のZ1は、見た目はちょいやれのオリジナル。作って出せるやれ方ではなく、大事にされながらもやれている渋い感じ。今回バランス良く手を入れられかなり快調に仕上がりました。
●迎えに来たオーナー。これからはツーリング、FUJIROCK、遠出、通勤と不安を抱えながらではなく普通のバイクとして扱って頂き、Zをこのスタイルで大いに楽しんで頂きたいと思います。