今回持ち込まれたこのMKIIのエンジンのオーナーは自分でMKIIをレストアしているプライベーター、かなり経験があり、殆どの作業は自分でこなしてしまうのだが、腰下だけは手を入れた事がないためオーバーホールして欲しいと腰下のみ持ち込まれた。

●クランクケースを割り取り出されたクランク。芯だしのみでも大丈夫なレベルだが、もう一生開ける事はないだろうと完全リビルトすることに。
●何十年と働いて来たクランクがリフレッシュされる前。 ●クラッチバスケットのスプリング。ここはお決まりの消耗部分。当然リビルト。仕様によってレートを変えます。
●洗浄、チェックし、各ボルト穴をタッピング、バリをとり組める準備の整ったアッパーケース。 ●完全リビルトされたクランク。部屋のオブジェにしたいぐらい完璧な仕上がり。
●ここから何十年と働いてもらうクランク。 ●トランスミッションもオーバーホールし、全て組まれた状態。
●とうとう封印された腰下パーツ達。 ●トランスミッション等の動きをチェックする。
●各部動作等チェックしエンジンカバー類を付けていく。
この状態でのお渡し、後は早く組み上げてお披露目に来て欲しいです。
こういった部分持ち込みでのオーバーホールも承っています。シリンダーヘッドやシリンダーの内燃機作業等、同じような作業に見えても各部クリアランスやデータ、使用する内燃機パーツ等無数にありますので不安な部分はお任せ下さい。組み上がってお披露目に来ていただければチェックも致します。