Z系車両をEFI化する際に、カワサキ純正のスロットルボディを流用する場合のスロットルボディアダプターを、以前より製作して紹介の方をさせていただきました。
それ以来何人かのプライベーターの方や、ショップにも供給させていただいておりますが、アダプターとヘッド間のシールをするOリングサイズは、Z1系ヘッドとJ系ヘッドの両方に対応出来るサイズとしてありました。
もちろん両方のエンジンに使用出来るサイズとなっているのですが、ポート径も鋳物の外周も大きいJ系の場合、チューニングによりポートを大きく拡大するのにOリングの大きさで制約がかかってしまいます。
そこで今回のロットではJ系専用のサイズのOリングを使うものを製作し、Z1系とJ系のアダプターを2種類に分ける様にしました。
J系のポートにOリングを合わせたところです。
こちらは従来のサイズ
こちらは新作したJ系専用のアダプターに使うサイズです。
吸気の段付きはもちろん、J系オリジナルヘッドのオリジナルポートを鋳物の限界近く迄拡大してもシールが出来るサイズにしてあります。
ちなみにOリングの材質ですが、一般に良く使われるNBR(ニトリル)製ではなく、熱やガソリンへの耐久性の高いバイトン(フッ素系) 製です。
アダプターセットの価格は同じく¥20,000としています。
2003~2009年のZ1000用やZRX1200DAEG等用の38mm,36mm,34mmの純正スロットルボディをZ系シリンダーヘッドにフィッティングさせる事が出来ます。
今後はオーダー時に、Z1系とJ系の違いを指定してくださいませ。