先日紹介いたしました、バイトン製新型ジェネレーターカバーグロメット。
何人かのお客様よりお問い合わせや購入のお申し込みをいただきましたが、実際にどの様に使えばいいのかとも聞かれましたので、紹介します。
まず、グロメットの穴周囲のシリコンや油分をパーツクリーナーで洗って脱脂してください。
通すコードの先端を15mm程度皮膜を剥き、芯線を縒って纏めます。
グロメットの内側から、穴の内部を傷付け無い様に慎重に通します。
反対側に出た芯線をプライヤーで摘んで引きます。
スムーズにコードが引けない場合は、穴周囲に僅かにパーツクリーナーを噴いてやり、揮発する前に引いてやると通り易くなります。
後は同じ作業を繰り返し、適切な位置までコードを引いて調整してください。
バイトンは熱やガソリンでは殆ど収縮もしませんが、コード側の皮膜が硬化や収縮する場合もありますので、万全を期すのとコードのずれを固定する為、ゴム系の接着に適したエポキシ接着剤等で穴通し部を埋めてしまえば完璧です。
接着剤の推奨品はスリーボンド社の二液タイプ、ゴム用のものです。
硬化迄に若干の時間はかかりますが強力で、バイトンとの相性も良好です。
試しに表面に塗ったものを剥がそうとすると、接着剤ではなくグロメットの表面が毟れてしまう程です。
カバー側のグロメット挿入部分には液体ガスケットを塗って下さい。ちなみに自分が作業する場合、この様にステーを使って液体ガスケットが硬化する迄、1日置いてから車体側に装着します。
ジェネレーターカバー取り付け前に、ガスケット当たり面のカバー側とグロメットの境部分に、薄く液体ガスケットを塗布して下さい。