先日記事にしました、カワサキ純正部品のZ系用テンショナーアームで、近年から現在迄にメーカーより出荷されているものの中に、以前の物に比較してベアリング軸部分の強度が大幅に落ちたものが存在するというお話です。
http://www.pams-japan.com/diary/?p=12074
カワサキ純正テンショナーアーム その2
その後、実際にエンジンを組んでいるプライベーターやショップメカニック様よりの問い合わせでリファインドテンショナーアームの方の出荷が続き、定期的に補充分を追加製作しています。
純正品として現在メーカーから販売されているものを使ったとして、即時エンジンが破損すると言う物でもありませんが、本来Z系が持っていたこの部分の耐久性は望めなくなっていると思われます。
又、ノーマルエンジンであってもシビアな環境であったり、高負荷のかかる使い方をすれば大きなトラブルになる可能性も捨て切れません。
この為弊社では、純正のテンショナーアームを一度分解し、ニードルベアリングに対しての硬度が低い純正の軸カラーを弊社での製作品と交換して組み換え、これを同じく製作したリベットピンでかしめています。
強化品ではありません、本来あるべきスペックのものに仕立て直しているとお考え下さい。
ちなみに、出荷する際にはリファインド品である事を明確にお知らせする為、摘出したベアリングの軸カラーと抜き取ったリベットピンは付属させてお渡ししています。
(予備の軸ではありませんからご注意ください)
以前のブログで記事にした通り、カッターナイフやニッパー等を当ててみればその硬度がいか程のものかが簡単に確認出来ると思います。機会があれば是非ともお試しいただきいただければと思います。