現在製作中のZ2です。以前にもこのDIARYに登場しましたが、ほぼ高山と私の趣味範疇で製作しているものですから、どうしても後回しになりがちで作業進行が偉くスローだったんです。認定USED Z のはずが、完全に自分たちが乗りたい仕様へ。笑
75年式の750RSですが、敢えてオリジナル性を尊重し年式なりのヤレ感を喪失させない様な方向性です。ただし、エンジンは腰下よりきっちりOH。ピストンにはPISTAL製鍛造ピストンを奢り817cc+ハイコンプ仕様。
電装系もMos-fet レギュレーターにウオタニSP2装着でブラッシュUP。機関部分、昨日面でのヤレは残しません。年式相応な外観でも新車を超える乗り味と信頼性へと昇格させます。
最も色飛びの激しかったテールカウル部分。ご覧の様にGreen掛かった下地が顔を出しておりますが、こちらも敢えてのノーペイント&オリジナルのままで。今から約25年前、当初店を始めた頃であれば、この状態は有無を言わずリペイント決定でしたが、今となるとNewペイントでコレを再現しろと言われても中々難しいですし、ただキレイでピカピカなだけではなく、こういった自然なヤレ感も貴重なのではないかと思うようになりました。
Rショックには当時物の細巻CONIを。日清ワークスさんでフルリビルド済です。
そしてキャブレターにはVM29を奢ります。こちらも日清ワークスさんでフルリビルド済です。
当時ものアルミHリムにマフラーはT’s38管。基本的に現行リプロダクト品は使用せず、生産された時代に合わせた弄り方とムードを大切にしながら、走りの楽しさと信頼性はグッと底上げしながら仕上げます。
もうすぐ火入れ段階で、個人的にも仕上がりが楽しみな一台です!