※1月29日現在、全数の販売先が確定しました為、弊社在庫分は無くなりました。
現状では新品お持ち込み分のみでの加工受付となります。
又、現在製作中の新品ローラ―が完成次第お渡しとなるリビルトテンショナーアームの予約受付けは可能です。(2月中旬~よりデリバリー予定)
先日お知らせさせていただきました通り、弊社にて製作しておりました軸部の摩耗対策を施したリファインドテンショナーアームですが、純正部品の販売終了に伴い弊社の新品在庫分が無くなります為、ロットでの製作はこれで最後となります。
これから組むエンジンもしくは確保の為に何個か欲しいと言う声もいただきましたが、販売方法につきましては先日お知らせしました通り、今現在分解中のエンジンに必要な方を優先させていただきました。
写真の最終ロットも既に半数以上は決まっておりますが、以降製作予定のリビルトタイプの登場までお待ちいただけるというお客様が出ました為、ほんの数セットではありますが残りましたので、現状開いているエンジンに欲しいという方はお申し出下さいませ。
又、現在お手元に純正のテンショナーアームを既にメーカーより購入したものがある場合、弊社にご連絡いただきお持ち込みいただければ個別での加工対応は引き続き可能ですので、その場合はお問い合わせ下さい。
ちなみに、リファインドテンショナーアームには、交換する為に取り外した純正のベアリング軸スリーブと、抜き取ったピンを付属させています。
以前の記事にある通り、機会があればカッターナイフ等を当ててみれば硬度が無い事をご確認いただけますのでお試しください。
本来ベアリング軸として必要な硬度があれば、人が指先で刃物を当てても傷着ける事は出来ませんが、容易に切れ込みを入れる事が出来ると思います。
ちなみにこちらは純正のアームフレーム。
カットとプレス成型後に熱硬化処理(おそらくは窒化)により硬度を上げてあります。
簡易測定ではありますがHRC硬度では45から50程度ありました。
カムチェーンによる負荷で曲がらない剛性と、テンショナーロッドでの接触面の摩耗や割れの防止の為だと思われます。
純正ではベアリング軸がHRC硬度では測定限界を切る程の柔らかさなのですが、フレーム側は適正な処理が施されていますので、先日紹介したテスト中の新作ローラ―を組み込んでのリビルトにも充分に使えます。
もしもこれからエンジンを分解された場合、ローラー軸部やゴム部分が傷んでいても廃棄はされずに取り置いておく事をお勧めします。