紅茶キノコ作ってるとも言われていますが、試作したインシュレーターと、純正インシュレーターをガソリン漬けにして、その変化度を見ています。
実は純正品のインシュレーターですが、昔に使われていた素材に比較して現在出荷されているものも意外なほどガソリンで膨らんで変形します。
ただ、純正品との比較は同時同条件で行わなければなりませんから弊社製作品の試作上がりを待って再度行っています。
ちなみにこれはZ1000J系初期の丸リップの昔のロット、弊社に新品デッドストックが残っていましたので最近のデッドストックと一緒に入れました。
結構驚かれるレベルの膨張度合いだと思います。
インシュレーター外径どころか長さすらも別の車種用かと見間違うレベルの成長ぶりですが、本来左右とも同寸法のものです。
数日ガソリンに漬けるとこんな感じになります。
もちろんインシュレーターは運転中でもガソリンに濡れるのは内径側のみですが、更にシリンダーヘッドの熱にも曝されています。
たまにあるのですが、社外品キャブを装着時に市販のバンドで強力に締め付けられたもので、インシュレーターが切れたり二次空気を吸う様になってしまうのは、このガソリンによる膨潤を繰り返す為と思われます。
これと同一品番のインシュレーターは、数年前に金型が新造されて、その際に多少材質は変更になった様ですが、やはりそちらもそれなりには膨らんでしまう様ですから同じくバンドでの締め過ぎは禁物です。
さて、今度は具体的にどれくらい膨れているか、数字で追ってみます。