Z系やJ系のシリンダーヘッドにZ1000J系のインシュレーターを装着したヘッドにCRやFCR、TMR等のレーシングキャブレターを装着しようとする際、挿し込みが少々きつかったりする場合があります。
これは、挿し込み部分の外径がZ1000J系の純正は40mmである事に対して、スピゴットメーカーによっては42mmになっているものがあったりする為です。
これはおそらく、純正キャブの挿し込み部分径が42mmのGPz900R~ZZR,ZRX1100,1200,ゼファー1100用のレーシングキャブレターのものと共通にする為であろうかと思われますが、やはり40mmを前提にしたJ系インシュレーターには少々太い為、バンドで締めない場合はこの様に外に向かって広がっています。
このタイプのスピゴットが入っている場合、バンド締め付け時に無理に締め過ぎは禁物で、痛みの原因になりますのでご注意下さい。
ちなみに、弊社で試作テスト中の負圧取り出し付きインシュレーターですが、純正キャブレターの使用は前提としておりません為、実は純正のJ系インシュレーターとはほんの少しですが各部の寸法を変更しており、純正サイズの40mmのものはもちろんこのタイプの42mmスピゴットを挿し込む場合でもしっかり収まり易く、外への膨れも無理が無い角度になる様、多少の工夫をしてあります。
同時にテストは継続中です。