弊社でインジェクション化や、キャブレターでも点火システムのフルコンコントロール化を行うにあたって使用するタイプのピックアップ廻りの部品です。
これ単品のみで使用するものでは無い為、一般ユーザー向けのパーツではないのですが、インジェクション化するのに自前で都度製作するのは結構手間な事もあり、国内はもちろん海外からも定期的に問合せされたり販売もしています。
ローター歯の仕様は、24-2と呼ばれる一周を24分割した上で2つの欠歯のあるタイプです。
現代で新車で販売されている車両も、カワサキやヤマハを含めてこの仕様が多いです。
価格はローター側が¥8,800(税別¥8,000)
ピックアップコイルのマウントプレートが¥4,400(税別¥4,000)(センサーマウントカラーとビス付き)
となります。
ち使用できるピックアップセンサーは磁気式のもので、カワサキのゼファー750系のものか、ASウオタニさんのフルパワーキットのものとなります。
ちなみに、装着時にセンサーの外周方向がポイントベースの内側に干渉する年式の車両があります。
Z系のポイントベースにはいくつかの金型が存在する様で、稀に外周方向の肉厚が大きいものがある様です。
その場合はこの様に干渉部をルーターで加工する事になります。
干渉しない程度の内側にセンサーを寄せる方法もあるのですが、ローターをある程度大きくした方が、始動クランキング時のセンサーに対する速度が高くなり、トリガセンシングに有利な為、ローターサイズを決めています。
又、ASウオタニさんのピックアップコイルの方は近年モデルチェンジされ、外周方向に少し薄いものになりました。
こちらのタイプの物の場合は、ポイントベースの年式に関係無く干渉はしない事が確認出来ていますので加工の必要はありません。