セッティング時の温度を大まかに知る為に装着した油温計
さて、空冷Z系のエンジンオイル温度計と言えば、やはりこの油圧計の測定プラグ位置に温度センサーを装着するものが多いです。
但し、この部分にセンサーを着けるという事は、走行風による冷却やシリンダーブロックの温度で測定値が大きく左右されます。
これに関しても、以前に記事にした通りですが、
分かり易い様に実際に風を当てて、温度表示の変化を分かり易く実演してみました。
77℃とそこそこ高い表示をしていた温度表示が、シリンダーヘッドとブロックに向かって作動させたブロアーの風の一部を受けた事でみるみる下がっているのがわかります。
ただ、このJにはオイルクーラーも装備はしておりませんし、いくら何でも秒単位で油温が下がる様な事はありません。
又、ブロアーを停止するとみるみる温度が上がりますが、当然の事ながら熱されにくく冷めにくいオイルは、 鍋に少量入れて直火ででも過熱しない限り そんなスピードで暖まる事もありません。
センサー部分に風が当たるか否かでこれ程迄に表示温度は変わってしまいますので、温度の絶対的な数値の変化を真に受ける事無く、例えば風が当たる走行中と当たらない停車中と言う様に切り分けて、エンジン回りの温度の大まかな目安位に考えるのが良いかと思います。