なかなか製作数量がオーダーいただく数に追い付かず、お待たせする事も多い弊社のジェネレーターコンバートキットですが、継続して組み立てを行っています。
一度に製作する数量も増えつつありますので、少々お待ちください。
さて、これはステーターコイルをアダプターに組みつけ後、グロメットを通した出力コード部分を専用のエポキシ樹脂で固めているところです。
Z系で最もオイル漏れが発生し易いこの場所ではありますが、この部分をしっかり対策しておく事で旧車独特の漏れをストップさせる事が出来ます。
とは言え経験者であればわかりますが、この作業はユーザー側で行うにはかなりの手間なので、購入いただきましたらそのまま組み込み出来る様に予め出荷前に弊社で行わせていただく様にしています。
さて、この作業を行うのにはコード長さをきちんと調整する必要がある為、写真の様に実際にジェネレーターカバーに固定して行います。
注意して作業は行っておりますが、ステーターコイルアダプターの外周部に、極々僅かな擦れが付くものがあるのですが、お手元に届いてからの作業を簡易化してオイル漏れの可能性も出来る限り低くする為ですので、ご容赦いただきたく思います。
さて、ステーターコイルのコードをアダプターに取り回したり固定するのに、銅線によるワイヤリング手法としています。
見た目は簡素なのですが、ネジやステーを用いるより振動等による緩み等の脱落の問題はまず発生せず、それでも万が一何かの理由で切れても柔らかい銅線はエンジン内部で転がったり挟まる様な事があっても重大なトラブルは発生し難い為、弊社製の物はデビュー以来この手法を採っています。