昨日上げた記事の補足です。
純正ノーマルバルブはステムとフェイス面以外「鍛造肌+タフト地」と書きましたが、それについてご質問を頂きましたのでこちらでお答えします。
向かって左が全体の削り工程を終えたオリジナルバルブです。そして右がステム部分とフェイス部分の削りのみの物で、ほぼ純正品と同様の工程です。鍛造肌のまま黒く見える部分には削り加工が入りません。また画像では見えませんが傘表部分も同様で純正は鍛造肌のままです。そしてこの後に熱処理が施されます。
ステムから傘裏部分までを切削する工程です。画像ではステムの削りが終わりウエスト部分から傘裏全体の切削へと向かう所です。
ステム~傘裏まで一通りの削り加工が終わった所です。
そしてこちらが傘表の切削工程です。
傘表の切削が完了。昨日もお話しましたが鍛造後に傘表&傘裏まで、全面切削加工を施す事によって重量のバラ付きを極力抑えるのは勿論、傘厚をしっかりと揃える事が可能となります。またステムから傘裏そしてフェイス部分までがシームレスな繋がりとなる為、吸排気フロー向上にもプラスとなります。
私達もバルブメーカーさんに何度もお邪魔させて頂き、実際に現場を見させて頂きながらたくさん勉強させて頂いています。
まだまだ知らない事ばかり。日々勉強です。