空冷Z系をフューエルインジェクション化するにあたって、kawasaki純正のスロットルボディをシリンダーヘッドにマウントする為のアダプタープレートを先日紹介させていただきました。
まださほど需要は無かろうと思っていたのですが、空冷Zに乗っている方の中には四輪のインジェクションシステムの経験が既にあったり、意外にもプライベーターの方の中にも興味を持っている人も多く結構な数と問い合わせをいただいた為、少数試作に近い体制では今後の供給がスムーズにするのは難しいかと考え、量産出来る様にしました。
以前のタイプでは、ヘッドとの間のシールにガスケットを使用していましたが、Z1系、J系にも両方に対応出来る位置にOリングを使ってヘッドとの間はシール出来る様にしています。
アダプターマウント用のボルトを小頭タイプにして、純正インシュレーターのOリングもガスケットやスペーサーを使わずにダイレクトに使えるようにしました。
ヘッドポート側の穴は、Z系ヘッドにもJ系ヘッドにも使えるサイズにしています。
こだわるユーザーがヘッドポートの段差をポーティング出来る様、絶妙なサイズにしています。
材質は17S 。アルマイト等による表面処理は上記の様にポート部分を加工される場合もあるかと考え、あえて行ってはいません。
ユーザーによっては塗装でヘッドと一体化させたかったり、バフ研磨したい人もいるかと思っての事です。
アダプターセットの価格は、1台分プレート4枚、ヘッド側のOリング、マウント用ボルトのセットで税別¥20,000となります。
組み合わせして使うインシュレーター等の純正部品を同時に揃える事も出来ます。
取り付け可能となるスロットルボディは、カワサキの純正34mm~36mm、38mmのものがあります。純正部品との組み合わせ内容を含めて、ご興味のある方はお問い合わせください。
これで、プロアマ問わず、キャブのみだけでない新しいZの楽しみ方が広がると良いと思っています。