特徴的なバンクカットが施された鋳造ジェネレーターカバーを使用する、ジェネレーターコンバートキットタイプ3
見た目のレーシーさに反して、それでもバンク時に設置した際や転倒時にも容易に穴が開いたりせぬ様、又、強力無比な発電能力で揺すられるステーターコイルのマウント部分に剛性を持たせるのにかなりの肉厚にしてある為、重量面では正直純正のZ系を上回っています。
例えば、純正のZ1用ジェネレータカバーですが、元々中心部でステーターコイルを支える構造で無い事もあって、バイクをうっかり倒してたまたまジェネレーター部分が縁石等に当たると容易に穴が開く程カバーのセンターは薄くなっています。
さて、ステーターコイルのマウント部分ですが、上記の通り剛性を持たせる為にステーターコイルとの接触面積は出来る限り広目にしています。
ちなみに、Z1~KZ1000(A1,A2)用のものと、Z1000Mk2,J系用のものではステーターコイルのオフセット量が2mm違い、後者の方がエンジン中心側に寄っています。
この為、カバーは共通のものとしていますが、スペーサーを使用する事で調整する様にしています。
写真のステーターコイルの取り付いている部分を良く見るとオフセット量が異なる事がわかります。
こちらは、スペーサー無しのZ1系用
こちらはスペーサー入りのMK2,J系用
中心部を見ると、スペーサーの分ステーターが持ち上がっているのがわかります。
注意するのは、Z1000MK2,J系用にスペーサーを組み込まれた状態のカバーを、Z1系のフライホイールの装着されたエンジンに合わせない事。
ステーターコイルがフライホイールに接触して破損する可能性があります。
セットで購入された場合はまず気にする必要はありませんし、滅多に無い組み合わせだとは思いますが、何台かの車両の同時整備の組み替え時等には注意が必要です。