先週そして本日とご来店のお客様がご成約下さった、それぞれ三台のZ1。
Z1Aが一台、そしてZ1Bが二台です。
良く考えてみれば、同月に3台もご成約頂く事など過去何年振りの事なのか?
ご成約頂いた三台に共通しているのは「どれも売るが為の仕上げ」が施されていない事。そして過去に「事故等による大きなダメージが無い物」という二点です。
いわゆるオリジナル度が高く、年式なりのヤレは全体に認められるものの、決して乗りっぱなしや放置等で受けた劣化ではなく、大切にされながら、しかし過保護にされる事もなく、今日に至った車両たちです。
このまま年代感を残しながら一緒に年を重ねるも良し、または時間を掛けて時を巻き戻し新車の様な状態に近づけるも良し、勿論カスタムも大いにアリだと思います。
Z1A
Z1B
Z1B
このテールカウルの塗装状態を見てわかるように、小傷や色飛び等の傷みが確認出来ますが、どれも塗り直しの無い当時もののオリジナルペイントです。
先に誤解の無い様に申し上げておきますが、私個人は決して強烈なオリジナルマニアでもなく、または何から何までピカピカにする事が嫌いな分けでもなく、ノーマルも好きですがカスタムも大好きという、要はカッコいい空冷Zなら何でもいいのか?と自分でタイピングをしながら想うワケなんですが、正直そういう事です。笑
ただ車両を販売するにあたり、自分なりの条件が幾つかございまして、先にも申し上げた様に、売るが為の化粧直しの無いもの、大きな事故歴の無いもの、今日に至るまでのメンテ履歴とその状態が把握できるもの、大きくこの三点となります。
結果、新規輸入物は特にオリジナル度合の高い物がどうしても多くなるというワケなんです。
毎々申し上げております通り、私達の手でリリース出来る販売台数は本当に少ないものですが一生ものとして、人生のパートナーとして寄り添って行けるZで有り続けるために、車両発掘から納車後のサポートまで今後もより一層力を入れてゆく所存です。