前回からの続きです。
搭載時のカムラインは問題無かったのでバラして行きます。
ピストンはオーナー様の申告通り、ヨシムラ69mmがはいっていました。
4番のピストンヘッドが他より明らかに濡れています。オイルの消費が激しかったにはここでしょう。バルブ廻りからも若干オイル下がりが見受けられましたが、オイル上がりが酷いようです。
ヘッドガスケットが時代を感じます。
リングは全面ベタ当たり状態でシリンダーはこれと言って酷い傷は有りませんでしたが、相当な距離であろう、距離相応の消耗具合です。
ヘッドを分解しカムライン等チェックして行きます。
カムラインは問題なし。カムホルダーボルトの雌ネジも今の所しっかりトルクが掛ります。
バルブ廻りは特にバルブガイドのクリアランスが広くガタガタです。やはり全体的に距離相応の消耗、摩耗をしているので、一通り手を入れてキッチリO/Hして行きます。
ここからが地道な戦いです。カーボンがとてつもない事になってます・・・。
ケミカルの力も借りながら地道にカリカリ削り剥がして行きます。
まだまだ続きます・・・