いろいろと問題が見つかりオーナー様と打合せをした結果「やはり安心して乗りたい!どうせやるならキッチリ手を入れ、いままでよりもパワフルなエンジンにしたい!」と言う事になり、不安が残る部分は改善して行く事に。
いままでこの状態で問題は無かった?ようですが、やはり不安要素は否めないクランクケース。今回パワーが上がる事によりケースにも今までよりは負担が掛ってきますので、ケースは交換する事になりました。
入手まで少し時間が掛りましたが、妥協せず待った甲斐もあり、極上のケースが手に入りました。ラッキーでしたね!
各部のネジ穴に最終確認でタップを立て軽く洗浄しエンジンスタンドにSET。デッキ面はオプションのダミークランクを使用しケースの上下を締めた状態で実際に組んだ時の最適化を狙い、面研量は最小値の0.08mm。ベースガスケットの噛み幅を考慮しスリーブを逃がす最小限でケース下穴をボーリング。
ミッションも各所にドッグの変形が見られ、はめ込みのブッシュもガタが酷かったので、こちらも極上USEDミッションをASSYで手配。これまた極上のミッションが運良く手に入りましたが、J.R系の初期タイプでスプロケットの固定方法がボルトタイプでした。もともとのシャフトは寸法的に問題無かったので、ベアリング等交換する際にシャフトを入れ替えて組み込みます。
腰下からシッカリ組み上げていきます!