今日は久しぶりに4輪ネタで失礼します。
その昔、四輪なら「ソレ・タコ・デュアル」と言われた三種のお約束チューンをご存じでしょうか。
ソレックスキャブ、タコアシ、マフラーの交換が一つの定番だった頃の表現です。
さて、クリスマスプレゼントではありませんが仲間が昔から持っていた旧いスロットルボディを借りてきました。当面使う予定が無いという事で、先ずは軽くリビルドして装着してみようかという事に。
少々旧い物ではありますが、元々スロットルボディ自体はキャブレターと比べ非常に単純な構造で消耗する箇所も限られています。ですから洗浄して調整でそのまま使用出来るかもしれません。
インジェクターも当然年代物で、流石にこれは最新の物に換えたい所です。
当時は、使える社外コンピューターも限られており、またその性能も今とは比べる余地も無い程寂しい物でした。実際にこのスロットルボディも使ってみたものの、上手くセッティングが出来ず結局ソレックスに戻してしまったのだそうです。
現状ソレックスキャブでも調子が悪いわけではなく、むしろチューン内容を考慮すれば随分と調子よく乗れている方なのだと思います。ただ、気圧や気温の変化にはそれなりに影響を受けますし、どうしても消し去れない特有のクセもあります。また高圧縮ゆえに高負荷時にはノックを気にしながらスロットルを加減する場面もありますが、それらがどう変化するのか。
現在はソレックス44mmが装着されていますが、これをインジェクション化する事でどの様な変化があるのか楽しみです。また同時に点火系もフルコン化される事でどこまでLメカチューンの潜在能力を引き出す事が出来るのか楽しみです。
性能の向上=楽しさではないので、キャブかインジェクションかという論議は難しいと思います。例えば始動の一癖を面倒だと思うか、もしくは儀式として楽しめるのか。ただイジり手側としては眠っているエンジンの持つポテンシャルを出来るだけ引き出してみたいと思うワケでして。
楽しみながらトライ&エラーを繰り返し、それがまた皆様にフィードバック出来ればと考えています。
バイクもZ、車もZで本当にZだらけの毎日です。