進行中のZ用カムシャフトプロジェクト
量産販売開始に向けてのテストと検証が進んでいます。
さて、現代のカムシャフトは、何らかの表面処理が行われているのが通常ですので、弊社が準備しているカムシャフトにもフリクションの低減と耐摩耗性を向上させる為の表面処理を施すつもりです。
表面処理と言えば、表面のコーティングを連想しがちですが、今回施すのは熱処理工程を含み、カムシャフト素材の表層そのものを改質するレベルで、容易に剥がれたり磨滅する事無く性能を維持し続けられる品質を狙います。
濃いブラックと純チタン色にも似たシルバー。
ベースの素材は同じなのですが処理の方法や工程そのものが異なります。
上に述べた通り表面のみでなくその下層迄にも処理が及ぶ為、形状が同じにも関わらず叩くと明らかに音が異なる程の違いがあります。
もちろん硬ければ良いという単純なものではありませんので、色の好みでは無く処理による各種の変化や実車で使用してのテスト結果で選択する事になります。