腰下内燃機の加工、修正などが終わり、腰下を組み始めます。
クランクは通常の芯出しのみでOKな程度でしたので、芯出し後磨いていきます。
クランクエンドもお決まりに荒れています。
これはクランクに傷が付いているのでは無く、柔らかいマグネットローター側のテーパー素材がこびり付いてしまっている場合が殆どです。こちらも磨いていきます。
*クランクエンドの寸法が変わる程、磨いてはいけませんので注意です。
ミッションも程度が良く、ベアリングやクリップの交換でOKです。
面研や各ネジ穴にタップを立て洗浄が終わったケースをスタンドにセット。
クランク、ミッションなどをケースに乗せて行きます。
クラッチハブはノーマルの鉄からZ1000J系のアルミにコンバート。ノーマルのハブ自体の程度は悪くは無かったのですがスプリングが少々痛み始めていました。ご存じの通り、Z1やMK2などはJ系と違いこの様にクランクケースを分解した時で無ければ交換は出来ません。オーナー様と打合せし、エンジン内は妥協したくないと言う事で、コンバートキットを投入。
左がノーマルの鉄、右がJ系のアルミです。
当然クラッチプレート類もJ系の物に変わります。
腰上の加工が終わり次第、腰上も組み上げていきます。