内燃機加工のご依頼でお預かりしていたシリンダーヘッドですが、全ての加工が終わり出荷前の最終チェックを行ってるところです。
最小値面研を施しましたが、目視で分かる腐食痕が残っています。勿論更に面研量を増やしこの腐食痕を完全に取り去る事も可能ですが、意図的に燃焼室容積を減少させ圧縮比を上げる様な目的がなければ、基本的には面研は最小値で済ませたいところです。
この状態で全体の歪そして面圧を必要とする部位の凹凸は無くなっており、また燃焼室周辺やオイルライン付近の面は全て健全な状態と判断し、まだ腐食痕は残っていても敢えてこの状態で仕上がりとします。
因みにノーマルタイプのガスケットを長年に渡り使用すると、それによりヘッド面が腐食で荒れてしまう事が多い様です。
加工のご依頼と共に、私達のご提供出来るノウハウも同時にご利用頂ければ幸いです。
最終チェックが終わりましたら、厳重に梱包し発送の用意となります。内燃機加工のご依頼を頂き有難うございました。