ご好評を頂いております内燃機加工が、続々と仕上がり出荷前の最終確認と梱包のRUSHです。
こちらは他社にて以前製作されたシリンダーでスリーブライナーは交換されていましたが、お客様が分解した際にスリーブの沈みがあると言う事で、スリーブの圧入プレス点検と上面面研をさせて頂きました。沈み分と最小値面研で0.3mmも面研が入りました。カナリ沈んでいましたね・・・。センターリング溝も加工。
上面面研に伴いセンターリングの溝の深さが浅くなってしまいますので、面研後測定しお客様に使用するヘッドガスケットの厚さを伺って、掘るかどうかを打合せしています。
こちらはスリーブ打ち換え、トルクプレート使用ボーリング&スプラッシュホーニング、上下面最小値面研、センターリング溝加工、ピストンはワイセコ製
上記のシリンダーに合わせ、クランクケース下穴ボーリング、デッキ面最小値面研
ヘッドも、SAバルブガイド打ち換え、HFバルブ、シートカット、セット長合わせ、ステムエンド研磨、すり合わせ、と定番の一通りを加工させて頂きました。
そしてこちらも定番加工ですが、カムホルダーボルト穴のヘリサート加工。一般的にはそのままヘリサート加工のみをする事が多いようですが、弊社では、下穴を深さ方向にも掘り、より長いヘリサートコイルが入るようにしています。(ロングリーチ)
それをする事により、純正より長いボルトを使用することが出来ます。
こちらは点検依頼でしたので、各部を点検測定し、ベアリングも変なゴロゴロは無く、サイドスラスト等基準値内でしたが、少々振れがありましたので、センター出しで完了。
こちらはGPZ1100で、ESTスリーブ打ち換え、トルクプレート使用ボーリング&スプラッシュホーニング、上下面最小値面研、ピストンはヴォスナー製
こちらはセンターリング溝加工は無しです。車種によってブロックの標準厚さ、溝の深さ、ガスケットの厚さなど、各部の寸法が異なりますので、注意が必要です。センターリングは、Z1/Z2/Mk2系、J/R系と2種類あり形状が、全く違いますがどちらも対応可能です。
上記のシリンダーに合わせこちらもクランクケース下穴ボーリング、そしてこのケースは専用のダミークランクを使用し、上下のケースを締結した状態でデッキ面を最小値面研。
上記の物はご依頼頂いております加工の一部です。上記にご紹介が無くてもしっかり順番通りに加工していますので、お待ちして頂いていますお客様、ご心配無く。仕上がり次第、順次点検発送させて頂きます。
そして、こちらは弊社にてヘッドO/H作業のヘッドも仕上がったので組み始めます。加工の内容や状況により順番が前後してしまう場合がありますが、ご勘弁下さい!!頑張ります!!
内燃機加工の方はご連絡後、順次発送させて頂きます!ありがとうございました!!