少々寸法の確認をしたい部分があり、久々に引っ張り出してきたZのカットシリンダーヘッド
鋳込みにより組み込まれたシートリング
燃焼室の奥に向かって広くなっていますので、どんなに過酷な条件になっても脱落はしない半面、交換する為に旧リングを除去するには切削して落とすしか無い為、手間がかかります。
2バルブ半球形の燃焼室に対してサイドよりの吸入と排気が行われるポート角度。
タペットホールの底部分とポートとの距離は結構近いので、無造作に極端なポート拡大を行うと底が抜けて繋がってしまう危険があります。
カムホルダーを保持するボルト穴のカット。
以前にも記事にしましたが、ヘッド製作時にネジ切り加工を効率よく行う為か、下穴は割と深いのですが、ネジ切りはその3分の2程度で、組み込み時にはネジはその半分程度しか使われていません。
この為、タップを使ってネジ山を切り足してやれば純正で45mm(Mk2以降は43mm)の首下の長さのボルトに対して48mmのボルトの使用が可能です。