昨夜に続いて1000J FI仕様の実走行テストです。今日は夏日のように気温が上がりましたが、夕方の少し涼しくなった頃を狙ってテスト走行です。
英国AT POWER社製のシャフトレススロットルのプロトタイプ03が装着されています。
まだ煮詰める余地はあると思いますが、誰が乗っても文句の出ない所までは既に来ている気がします。始動性、そしてアイドル安定性、スロットルの微妙な開け閉めに対する自然なツキ等々。
現在、エンジン本体は敢えてフルノーマルで組まれています。純正キャブから流用スロットルボディ、そして今回のシャフトレススロットルボディとイコールコンディションでその違いをデータで残してゆきます。ピークパワーにはそれ程大きな違いは見られないはずですが、因みに後輪軸出力106PS強が現時点でのスペックです。
このスロットルの口径は42mm。本来ならば1100~1200cc前後を狙う様な口径で、ノーマル排気量に対してはかなりオーバーボアの筈なのですが、そこは燃料の取り込みを吸入負圧に頼らないインジェクションの強みでキッチリと走らせる事が出来ています。
時間は掛かっていますが、その分完成度の高い物にするつもりです。
まだまだクリアしなければならないハードルはございますが、近未来の空冷Zカスタムにまたひとつ選択肢を増やす事が出来れば嬉しいです。