Z系用オリジナルウエストバルブの先行量産品が仕上がってきました。
Z系純正の IN36、EX30、ビッグサイズは IN37、EX31
単なるリプロ品としてではなく、当時は実現できなかった部分も現代のスポーツバイクとして正常に進化した理想的なものにしたつもりです。
ビッグバルブは、Z系のシリンダーヘッド側に鋳込まれているシートリングサイズを無理無く使えるサイズとしてあります。
既にラインナップされているESTシリンダースリーブ同様、目指したのは現代の純正品品質を上回り、何よりも長期の耐久性と性能を安定して維持出来る事。
設計から素材の入手、加工、仕上げを含み、全てを日本国内で行いました。
バルブのフェイス面、シートリングとの接触部分にステライト溶接を施して、当たり面のバルブ側に起こり易い摩耗や虫食いを防止します。
素材や製法の進化によって実現が可能になった、フロー率を向上させ、軽量化にも寄与するウエストバルブ化。
バルブフェイス面は、強度を保ちながら薄くかつ表面を平滑に。
燃焼室側はZ系の燃焼室に合わせた形状とし、製造時に平滑にマシニングを行った後に熱処理しています。