先日も紹介させていただきました、フルコンを用いてのロギング機能。
燃調や点火系のみならず、乗用車の各種機能や装備に基づいての補正や記録を採れるレベルのものですので、一般的なA/Fユニットで記録できるログとはサンプリングスピードはもちろん、データ記録出来る項目は比較にならないレベルのものになります。
フルコンECU本体でログを記録出来るものも多いのですが、例えば車載可能なタブレットPCを搭載してしまえば、PC側の容量が許す限りの長さを実表示しながら記録する事も可能です。
こちらはダイナモ上でモニターの為に接続したものですが、左側連続的に流れる各種の記録データは、これでも見易い様に項目を絞っていて、実際には数十項目を毎秒数十回の密度で一度に記録しています。
右側で表示される軌跡は、縦軸がマニホールド圧力で示したエンジン負荷、横軸がエンジン回転数、色がおおよその空燃費を表しています。
(ちなみに縦軸はスロットル開度センサーに変更する事も可能です)
これらのロギングシステムはEFI車での燃料噴射を含むセッティングのみでなく、キャブレター車の点火時期制御や、走行中の空燃費を各種データとともに記録する事によるセッティング補助にも転用が可能なわけです。