少し間が開いてしまいましたが、オイルパンボルトが折れてしまっていると言う問題を抱えたZ1。腰上の内燃機加工で少々手こずりましたが何とか完成し、オーナー様と打合せをして、オイルパン修理の方向性が決まりましたので、作業再開です。
既に折れていた2箇所の他に、後2箇所折れそうでしたのでエンジンを降ろしエンジンスタンドで修理です。実は降ろさずに車体を傾けて・・・・なんて考えもあったんですがリスクが大きすぎるので、いさぎよく降ろす事にしました。
2枚目の奥まっている方が厄介ですが、専用のガイドツールを製作し修理しました。
切り粉がケース内に落ちないように養生し折れたボルトを削り取り、ヘリサート加工です。
こちらも無事成功です。オイルパンの修理は完了。
ひっくり返して、腰上を組み始めます。ピストンはPISTAL RACING68mmをチョイス
シリンダーはスリーブに若干の掛けが有りましたが、緩み等無くボーリングで綺麗にさらえそうでしたので、トルクプレートを使用しボーリング後に、スプラッシュホーニングで仕上げ、センターリング溝も掘り適正化。
アイドラー類も交換しガスケットは1.1をチョイス。もちろんテンショナーアームは対策を施したリファインドテンショナーアームをセット。
バルブガイドの下穴に問題があり少々手こずりましたが、レッドチェックもクリアしてバッチリです。バルブはスタンダードサイズのHFバルブを使用し、シートカットなど一通りの加工をし、交換できるパーツは新品に交換しリフレッシュ。
もうひと踏ん張りです!!頑張ります!!