弊社で使用しているインジェクション用フルコンですが、インジェクターやフューエルポンプのコントロール機能を使わなければ点火システムのコントロールのみに特化したイグニッションシステムとして使用する事も可能です。
例えば負荷軸をスロットル開度にもマニホールド負圧にも、又エンジンの個体特性に合わせての点火時期制御マップをフルオーダーで製作する事が出来ます。
又、これが最も大きなメリットなのですが、本来インジェクションシステムのセッティングに使う各種のロギングツールを使って、例えば空燃費センサーのコントロールユニットから採り入れた空燃費値と走行状況を照らし合わせれば、実走行においてのキャブレターセッティングにも役立ちます。
例えば上の様に、スロットル開度や回転数に対しての空燃費値が一目でわかれば、非常に解り易いでしょう。
ちなみにこちらはECU用のメインハーネスコネクターの例。
点火制御に特化するのに、燃料コントロール系を繋げない場合、コードの本数は半分程度です。これでも各種の温度センサーやスロットル開度にマニホールド圧力センサー、速度センサーやマップ切り替えスイッチ用の入力コードも含まれていますが。
又、燃料ポンプやインジェクター等用のリレーハーネスも不要な為、システムとしての配線は意外にシンプルになります。