仕事が終わった後、または休日でも仲間の力を借りながらこんな事をやってる私達。
一体どんだけ好きなんだ?と自分でも思うのですが、好きな物は好きなのですから仕方ありません。
これが十代の頃からずっと続いている訳ですから、継続は力なり!でしょうか? 高山が手に持つ長いクランクはL型6気筒。昔からずっとイジり続けられ、イジられてナンボなイメージがあるエンジンの代表格でもあります。このクランクはLDクランクと呼ばれる物で、本来のL28クランクよりもストロークの長いディーゼルクランクです。フルバランス&ラッピング済です。
鋳鉄ブロックですから重たいです。しかしこの丈夫な鋳鉄ブロックがあったからこそ、ノーマルでは実質120PS~前後しかなかったエンジンが、300~400PSも出るエンジンへとチューニング出来る余力だったとも言えます。
ブロック内部も全て砂落とし加工。
鍛造ピストンにI断面コンロッドの組み合わせ。
キャップに規定トルクを掛けた後に、クランクエンドを素手で回してみます。組み付けに使用するペーストの僅かな粘性を感じつつスムースに回転して合格です。
コンロッドを組み付けたピストンをブロック上部から落とし込んでゆきます。上からブロックを落とし込む空冷Zとは反対ですね。
直列6気筒です。普段あまり見る機会もないと思いますが、エンジンの中ではこの様な動きをしています。こちらも適度なリングとシリンダー壁の摺動抵抗を感じながらスムースにハンドクランク出来ました。合格です。
ヘッドも組み付けて。求める圧縮比を達成する為、燃焼室に一度アルゴン溶接盛りを行い面研&整形済。L型フルメカチューンでは定番の手法です。ポートもバルブも限界まで大きくなっています。
バルブスプリングの組み付け。こちらもハイカム対応品。
どうせ組むならどんなエンジンもキッチリと。
びっくりする様なL型に生まれ変わる予感しかしませんね。笑
to be continue….(かも)
PS Special thanks to Mr Sato and Mr Tanaka.