二機のエンジンOHが同時進行中です。
向かって左奥は1135cc+ツインプラグという少々ヤンチャな仕様。向かって右手前は1015ccのライトチューン仕様です。無駄を省きながらも、それぞれオーナーさんのリクエストを反映したエンジンへと組み上げてゆきます。
1015cc仕様はほぼ組みあがり既にタペット調整段階に。後は車体へ搭載し火入れを待つばかりです。
旧い空冷Zのエンジンは、個々に消耗度合もその傷み方も異なり、マニュアルに従うだけでは求める様な結果が出なかったりすることも。例えば、クランクやクラッチハブが使用限度値を超えてしまった場合、マニュアル上では潔く「交換」です。ですが、それらは製廃になって久しい物達ですから、中古部品に置き換えたり、またその見極めを必要とし、場合によっては分解リビルドに踏み切る必要が出てくるわけです。
そう言えば、カワサキがシリンダーヘッドを製造販売すると聞いておりますが、出来ればクランクシャフトも作ってもらいたいですよね。