社内通称、見た目のままに「Orange 号」ことZ1改。
年を追うごとに足回り等が進化しつつ今日に至りますが、車両自体がコンプリートされたのは、かれこれ20年程前になります。
今回は主にエンジンと吸気系に大幅なモディファイを施す予定で本日分解に着手しました。
燃焼室やピストンヘッドにカーボンデポなどは確認出来るものの、随分と距離を伸ばしている割には全く健全な状態のエンジン内部。
WISECO 70 mm で1015cc + WebCam ST-1というライトチューン仕様でした。ピストンスカートのアタリも良好です。付属ヘッドガスケットを使用しているところが、経過した年数を感じさせます。当時は未だFSメタルガスケットの存在はありませんでした。
コンロッド小端部の状態も良好。4つの小端部に抵抗なくスッと通るチェックバー。
そして腰下をフレームから降ろし分解。これより各パーツの粗洗いと確認を行ってゆきます。
状態から言えば、バラすには勿体の無い状態。またはバラす必要のない状態とも言えるのですが、オーナーさんの強いリクエストにより、更に強力で且つ楽しめるエンジンを組み上げたいと思います。