クランクリビルド前提のFX1クランク。コンロッド小端部に異常摩耗が確認された為、薄手のベリリウムブッシュを製作し圧入する予定だったのですが・・・
画像向かって右がZ2で左が当該FX1のコンロッドです。共に750コンロッドでストロークもピンハイトも同一ですから芯間距離も同一です。ですが、ご覧の様に小端部の外周方向の肉厚が明らかに異なり、ブッシュの圧入代分を掘り広げると強度に不安が残ります。全体の肉厚も薄いところへ、製造時にオイルギャラリーの周囲に出来たバリを除去する際にもで削りすぎたのか、その周囲が削られ過ぎてフラットになっています。
本来ならばこの様に、ブッシュを圧入しても十分な肉厚が残るはずなのですが。
ドナークランクが必要になる気配。。。(画像はドナー候補)
川重さま、ヘッドに続きクランクも造って頂けると嬉しいのですが。