前回腰下が組み上がったFX-1の腰上を組んで行きます。
純正シリンダースタッドボルトを立ててピストンをセットします。
ピストンはPISTAL69mmをチョイス。867ccの圧縮比は11.0 : 1仕様
シリンダースリーブはESTスリーブの66OSを69mmでボーリングし、スプラッシュホーニング仕上げ(750のクランクケースに66OSスリーブ使用する場合、稀ですがケースによりケースボーリングが必要になる場合があります。)
今回はクランクケースデッキ、シリンダー上下、ヘッドと4面最小値で面研が入りましたので、各部を測定しガスケットで圧縮比を調整します。ベースガスケットを0.8t、ヘッドガスケット1.3tでセット。PISTAL69mmの設計通りの11.0 : 1を狙います。
アイドラー類は、PAMSライトウエイトアイドラー&リファインドテンショナーアームをセット
ヘッドはHFバルブ、SAバルブガイド打ち換え、シートカット、セット長合わせ、エンド研磨、カムホルダーボルト穴ロングリーチヘリサート加工と一通り手を入れ、バルブスプリングはESバルブスプリングのTYPE-Sをチョイス。
組み上がったヘッドを乗せ、STDカムをセットしトップアイドラー、カムチェーンテンショナーをセットしハンドクランキングでバルタイ、フリクションの確認まで完了。
この後バルブクリアランス調整へと移ります。
さぁ、もう一踏ん張り!!頑張ります!!