今年中の組み立てと火入れ、走行を目指して、配線と各部の仕上げを行っています。
スロットルボディは、水冷Z1000用の03~05年用38㎜に一部加工を加えたものをZ系ヘッド用に製作したアダプターを使用して装着しています。
構成は以前に弊社のZ1000Jで使用していたものと同じですが、ビレットのアダプタープレートとファンネルをブラックアルマイト化していますので、スロットル部分が相対的に小さく見えます。
スロットルホルダーやスロットルパイプもカワサキ純正品の流用ですが、流石に組み合せの都合上、スロットルケーブルはインナーケーブル長さを変更しなければなりませんので、長さを合わせたワンオフ品になりました。
引き戻し側共ぴったりの寸法になっていますので、滑らかかつ節度ある動きになっています。
気筒をナンバリングしたインジェクターコードをガラスチューブでカバーしたものを都度ワンオフするのは、正直性能機能には全く影響は無いのですが、Z系がこの部分が丸見えになるが故の拘りだったりします。
何より年数経った時に、テープ巻きのこの部分がみすぼらしく見えてしまうのも嫌なので。
インジェクション化は、スロットル部分の機械的構造こそキャブレターに比べてシンプルで、摩耗消耗によるトラブルも非常に少ないのですが、 各種のデバイスにセンサー類の設置や配線作業はボルトオンキットが存在しない現状では、それなりに手間がかかります。
(完成してしまえば意外な程にシンプルに纏まるものですが)
まずは、慌てず急いで正確に進めていきましょう。