エンジン用のゴムパーツを製作する際に条件の一つとして重要なのは耐熱性。必ず純正品として使われているものより同等以上である事を条件とします。
手っ取り早い方法としては、基準とする純正品と一緒に焼いてしまうのが一番なので、いくつかの素材候補を並べて一緒に。
ちなみに、並べているゴム素材はNBRと呼ばれるニトリル系のものが殆どですが、素材配合は様々です。一口にNBRと呼ばれても特性には結構違いがあります。
通常の使用ではありえない温度まで加熱しては冷やしを何十回か繰り返し、寸法や硬度の変化を比較します。
中にはガソリンに数週間~数カ月漬けたままにして乾燥させたものも入っていますので、かなりの悪臭を発生しますから、ファクトリーの出口を開け放したところで焼いています。
9年前に引っ越して来た弊社の現在の場所は、輸入車取り扱いの多い板金屋さんが多く立ち並ぶ準工業地域なのが助かります。
住宅街に近い場所でシャーシダイナモの騒音や排ガスを出したりこの様な作業をするのは周囲に大変な迷惑になってしまいますね。