新たにカワサキよりリリースされたZ1用シリンダーヘッドです。
何と言っても新品ヘッド。
気持ちがいいじゃないですか。
当時の金型をそのまま使っている訳ではないので、ディテールの違いは場所によってございますが、元々当時Z1用の鋳型だけでも数種類存在しており、気になる物ではないと思います。
ガイドは打たれた状態で納品されます。当時もの(Z1/Z2)と異なり耐久性に富んだ鋳鉄製だと思われます。
8mmスタッド仕様ですから厳密に言えばKZ系ヘッドとも言えますね。個人的には折れやすい6mmスタッド仕様より好みです。
インテークポート側。IN/EX共にポートの形状やサイズも変わっていない様です。
この際なので、各部データを計測して控えておきます。基本はノーマルヘッドの復刻ですからこれと言って驚くような仕様変更はありませんが、面の歪み、ガイドボスやプラグホールにクラック、シートリングもガイドもアウト、フィン欠けにネジ穴の修復、トドメにカムホルダーボルト雌ネジがやっつけられ、更には要カムライン修正などと言う満身創痍状態のヘッドを立ち直らせる位なら、新品ヘッドという選択もありかと思います。
燃焼室に鋳肌は見当たらず、当時と同様に切削加工にて仕上げられている様です。どうせなら、もう少しシートリングとポートとの段差を無くしてくれれば尚嬉しかったです。
夢ではありますが外見を変えることなく、燃焼室形状やバルブ挟み角、ポート形状等に大きくモディファイを加えたSuper Head みたいな物をいつか作ってみたいですね。