二台仲良く肩を並べてリフトに上がっているZ1-Aは、共に先日ご成約となった「認定USED」車両ですが、納車に向け整備&オプション作業を進めている所です。
二台共ほぼフルオリジナル。外装ペイントも当時のままです。この様な状態の車両は本当に発掘が困難になってきました。
電装系のブラッシュUPを中心に、各部のベアリングや消耗品等を交換してゆきます。元の状態が優れていると、作業中思わぬアクシデント等に見舞われる確率も低くサクサクと作業が捗ってゆきます。旧い車両を触っていると、マニュアル通りに作業が進む「当たり前」が妙に嬉しかったりします。折れたボルトを何時間も掛け抜き取ってみたらサイズ違いのインチボルトが入っていた。。。しかも斜めに。。。なんてケースも珍しくありませんし。
個人的にはオリジナル車両であっても、レギュレーターや点火系を始めとする電装系のブラッシュUPは、性能だけではなく大きな安心感を手に入れられるという部分でオススメです。ピストン等も排気量をSTD、又は大きく変える事なく、純正よりも軽く且つ丈夫で高性能な物が各社よりリリースされていますので、耐久性等を損なう事なく現代を乗って楽しいファインチューンという弄り方もアリだと思っています。
キッチリチューンして後輪軸で100数十馬力なんていう仕様も、刺激的で大好きなんですが、STDに少しだけ現代のスパイスを効かせるというメニューも、気負わず長く楽しめる空冷Zになるのではないかと思っています。66mm~68mm程度のボアで軽量且つ適度に高圧縮なピストンを使用したライトチューンですね。
そこへマイルドなハイカムそして現代の点火システム。この三点だけでSTDとは比べものにならない程乗り易く楽しいZ1になるはず。
実は社内で同じ様にオリジナル度合の高いMint Condition車両をベースに、敢えて外観上の仕上げは行わず上記の様なメニューを施し、数値的にもどう変化するのかをご紹介してゆこうと思っていますので、基本ノーマル派ではあるけれどもう少し乗り味に刺激があれば・・・と言うオーナーさんがいらっしゃいましたら楽しみに待っていてください。
話しは変わりますが、今日の横浜は何と雪が降りました。結構大粒の雪でしたが積もる程ではなさそうでホッとしています。
本日出勤日だった疾風も、土曜日という事で皆様のご来店を出迎えようとお待ちしていたのですが。。。
週末とはゆえ流石にこの天候ではご来店のお客様も少なく、、、
最後はこの様に、寂しそうにしておりました。