前回、不調の原因がクランクエンドのピン折れによるアドバンサーのズレが原因で、バルタイがずれてしまっていた事が分かったプライベーター様のMKⅡ。

4番プラグホールから覗くと、シリンダーに酷い縦傷が見えていますので、シリンダーを外して原因を探っていきます。

シリンダーを外して見てみるとかなり深い傷です。ピストンリングを疑っていましたが、問題は見受けられません。

原因分かりました・・・。ピストンピンのクリップがありません。

シリンダーを抜いた際に外れたクリップは落ちてきませんでしたので、すでに腰下に落ちてしまったようです。
さっそくオイルパンを外し確認します。

クリップありません・・・・。抜いたオイルにもありませんでした。

その代わりに、気になるアルミ片が数個出てきてしまいました。 オーナー様に状況を報告し腰下まで分解し、クリップを探す事になりました。エンジンフルO/Hに変更です。クリップが外れた原因はきちんと溝にはまっていなかったのと、オーナー様が部品を発注する際に750FX-1のパーツリストをみて部品を注文していたようで、ピストンピンがピストンに対して短く、左右に必要以上に動いてクリップを押し出してしまったものと思われます。

左がMKⅡ、右が付いていた750FX-1で、長さが違います。共通部品は多いですが、ピストン廻りやヘッドカバーなど違う部分もありますので、注意が必要ですね。

そしてヘッド廻りにも問題が見つかりました。
引き続き検証していきます。
つづく。