つい先日、MOSFETレギュレーターである、もしくはそれ用のリプレイス部品であるとして、性能的に不十分な模倣品が販売されているケースがあると、記事にしました。
今回はMOSFETレギュレーターを含む、最近のレギュレーターレクティファイアーに使用されているコネクターについて。
オリジナル品と言うか、オートバイ各メーカーが純正ハーネスに使用しているのは、古河電工の防水コネクターで、弊社もこれを使用しています。
もちろん物がコネクターですし、規格が同じで品質も同等以上であれば、別にメーカー違いをどうこう言うものではないのですが、このコネクターにも少々品質に問題があるものが流通している様です。
挿さればもちろん通電の機能はするのですが、そもそもオリジナル品から寸法を採寸してコピーした時点で寸法精度が悪くなり、一度挿し込むと容易な事では抜けなくなったり、防水機能にも問題があったりする例は少なくないようです。
繰り返して言いますが、メーカー純正品であったり真贋そのものを問題にしているのではなく、品質機能を満たさないものが本物としてもしくは同等品として偽って流通している事を問題にしたいところです。
左が対応品として販売されているコピー品。右は古河電工のものです。
右のコネクターには左上部に古河電工のマークがモールドされているのがわかります。
ちなみに、これはレギュレーターのコネクター部の比較。
左が社外品で右が新電元品です。
これは新電元品のアップ
こちらは社外品
微妙にグレー側のコネクターが左に傾いています。
又、コネクターの奥部分のモールドが異なります。
判断方法なのですが、端子を組み込む前のコネクターをレギュレーター挿し込んだ際、下の動画の様に軽い力でスムーズに入るのが正しいです。
レギュレーターかもしくはコネクターが社外品の場合、挿し込みが妙に引っかかって重かったり、かなりの力で押さないと入らなかったりします。