PAMSコンプリート車両に搭載するZ1エンジン。
ようやくシリンダーブロックが落し込まれ形になってきました。
何回見ても、ブロック上面から覗いたピストンヘッドの絵ズラには飽きません。
今回チョイスされたピストンはPISTAL PISTON 66mmです。すなわちZ1ノーマルボアと同径です。標準設定ではノーマルに対し適度に圧縮比を上げていますが、ラインナップさせて頂いておりますヘッド&ベースガスケットにてノーマルに近い圧縮比まで必要とあらば落す事も可能です。
同じボア径(排気量)でも、ノーマルに比べ①軽量、②高剛性、③適度な圧縮、④低フリクションリングというアドバンテージから全くフィーリングが変わります。66mmですから、あくまでもシリンダースリーブを打ち替える事が前提となりますが、スリーブとブロック間に緩みの出ていない物の場合は、ボーリングオンリーで行ける68mmもご用意しています。
使用するアイドラーギアはオリジナルのライトウェイトタイプ。ノーマルギア歯を再研磨し、ジュラルミン削り出しのインナーを圧入した上で新品のニードルベアリングを打ち込んでいます。
気持ちの良い「903cc」。耐久性を一切犠牲にする事なく、ノーマル排気量なのに別物!?と思わせる様なエンジンへと仕上げます。
遠く高知県へと旅立つ予定ですが、今から仕上がりが楽しみです!