弊社で取り扱いしておりますリチウムバッテリーの一つ、SHORAIです。
まず従来の液入りバッテリー(非開放型のMFタイプも含む)との違いですが、保管時にはむしろ満充電にした状態より、若干落とした方が寿命的に長持ちになるというところがあります。
人間で言えば満腹にするより腹八分目にして休ませた方が長生きするという事ですね。
さて、これは同じくSHORAI製の専用充電器。
良く聞かれるのですが、このバッテリーは専用品でなければ充電出来ないというわけではありません。充電するだけなら車載でエンジンがかかっている状態であればエンジンのジェネレーターで発電された電力で、停車状態でも14.5V程度迄で制御出来る単純な直流充電器があれば充電は可能です。
むしろこの充電器の主な機能は、走行後に満腹状態になっている、しかし内部のバッテリーセルに蓄電された電力の偏りを平均化しながら腹八分にして、より健康に長持ちさせる事の出来るバランスマネージメントモードが主な機能だと思った方が良いでしょう。
もちろんバッテリー内部にもセルマネージメントを行う為の基盤は内蔵されてはいるのですが、その機能を更に完全に行う為に専用ポートに接続してメンテナンスを行える様になっているとの事です。
これは既に作業を行ったバッテリーを専用チェッカーで確認しているところです。
作業後電圧は13.63V 、100%となっていた容量を91パーセント迄抜きました。
内部で直列に並べられた4つのセルの電圧を平均化していますが、この為1セルあたりの電圧は約3.40V前後となりました。
更に最も電圧の高いセルと、低いセルの偏差は0.01Vとなっています。
走行後の満充電状態で張り詰めた状態から、僅かに力を抜いてやり、更に乱れた足並みを揃えてやる事が出来ました。