シルバーエンジンをブラックエンジン仕様へ変更又はリペイントの際、同じブラックでも色艶については好みが別れる所です。またその種類もウレタン系を始めガンコートやセラコート等、塗料自体もどんどん進化しています。
エンジン塗装ですから、ガソリンタンク等の外装に比べれば簡単そうにも見えるのですが、ガソリンやパーツクリーナー等への耐ケミカル性や耐熱性等、又は紫外線や跳石等への強さも求められる分シビアな環境ですし、長年の仕様による油分や汚れ旧塗膜等を除去する為の洗浄、脱脂そしてマスキングにブラスト等塗装前の前処理も大変手間暇のかかるものとなります。
理想とする色艶を実現しながら求められるそれら諸条件をクリアする為、塗料メーカーさんとも試行錯誤を長年に渡り繰り返しています。
また、エンジンを分解せず丸ごとペイントのご希望やお問い合わせも少なからず頂くのですが、万が一のメディア侵入への対処や、塗残しやムラの無い仕上がりをご提供する為、エンジン塗装は分解時に限らせて頂いております。