このワインレッド色のZ1R-2は2007年製作車両ですから既に納車から13年が経過していますが、オーナーさんの深い愛情により今もその輝きは増すばかりです。
また本格的に空冷Zのインジェクション化における実走テストにも、当初から快くご協力頂いていおります。画像のスロットルボディは英国にあるAT POWER社の力を借りてオリジナル製作してもらった物ですが、プロトタイプだけでも大きく分けて4機種に渡り製作&テストを繰り返して今に至ります。
このスロットルボディはプロトタイプで言うところの二代目です。かなり煮詰まって来てはいるものの、重箱の隅を突きまくって気になる箇所を炙り出し、日本側にて何度も手直しを行っています。
一番の特徴でもある「シャフトレス構造」のスロットルブレード。
元々が興味本位で始まった空冷Zのインジェクション化は、中々仕事という枠の中で納めるにはコスト面を始めまだまだ高いハードルがあるのも事実ですが、お陰様でインジェクション化にトライしなければ得られなかったノウハウも蓄積させる事が出来、キャブセッティングや点火セッティング等にもそれは活かされています。
現在スロットルボディの供給を含めキャブからインジェクション化への作業等、開発に関してもご協力頂けるショップ様やお客様に限り、テスト的なリリースが始まっておりますが、もう1ステップ進んだところで正式にご紹介したいと思っています。