本日仕上がってきた、一見黒いスタッドボルトの様に見えるボルト
これは、弊社バックポジションキットのチェンジ側リンクに使用するロッドです。回転させてペダル高さを調整出来る様に、片側は逆ねじが切ってある、ターンバックルシャフトと呼ばれる仕様になっています。
このシャフト、激しくシフトしても曲がったり折れたりしない様に、クロモリ鋼で製作した上に熱処理を行い、現在では更にチェンジペダルのレバーのメッキが映える様に黒くメッキ処理しています。
もう一つの拘りの部分は機能面では無いのですが、ロッド回転を固定する為のナット。
こちらは通常の正ねじ側
こちらは、逆ねじ側。
逆ねじ側のナットが薄い事がわかります。
これは、車両組みの際に識別し易いという事もあります。ちなみにメーカー車両のこの部分も同様に片側のロック用ナットが薄くされている事は多いです。
ただ問題は、通常のSS系の鉄素材でメッキ無しのシルバーのナットであれば、逆ねじの薄型ナットも市販品があるのですが、S45Cと言う硬めの素材で黒メッキナットと言うものが市販では存在しないという事です。
それでもどうしてもこの仕様が譲れないとなると、作るしかありません。
ただ、数十程度でナットは製作する事は出来ませんので、それで結局こうなります。
多分弊社が営業している間に使い切る事は不可能かと思います(笑)
それでも拘ったというところはお知らせしたいかなと思いました。
ちなみに、今後納品のバックポジションキットや少し前より販売しているチェンジボスのフルキットに付属するロッドは、このナット仕様となります。