Zの様なキャブレター車のインジェクション化を行う場合、フューエルポンプやインジェクターといった部分の電力を安定した電圧で供給する必要がありますので、リレー回路を組んでやる場合が普通です。
オートバイの場合は4輪の様に社内にこれらの回路を組んでやる必要上、弊社では現在防水仕様のものを輸入して使用しています。
これらは、マリンスポーツやスノーモービル等にも使用されるレベルの防水防塵性能を持っています。
汎用品ですので、内部回路や配置は自分で決めて、それに従っての配線は自作する必要があります。
多少の仕様変更がある場合もありますが、ほぼ似通っている回路の為、現在依頼されている作業待ち車両の分も一緒に作ってしまいます。
こちらは最小限の追加で製作しているもの、フューエルポンプとインジェクターやECU、そして同時にイグニッションコイルの性能もしっかり出せる様に3つのリレーを使っています。
こちらのものは現在作業中の車両のもの。
インジェクション化のみならず、車両側の純正ヒューズボックスを廃して、それらの機能も同時にリレーハーネス化して1つのリレーヒューズボックスにまとめて居る最中です。
使用しているリレーは、容量が同じでも何種類かのものを使用しますが、通電時間や実際に流れる電流とそれによって発生する熱を考えて、リレーボディの大きさを変える様にしています。